最近、子どもたちが「露天風呂ごっこ」に夢中だ。
脱衣所だけ電気をつけて、浴室は真っ暗。
少しだけ薄暗い空間で湯船に浸かると、不思議と本当の露天風呂に来たような気分になる。
我が家のお風呂には、世界地図や日本地図、惑星のポスターが貼ってある。
露天風呂のあとは、そのポスターを床に敷いて、石けんをつけて「あわあわスキー」。
少し前に、お風呂のおもちゃを思い切ってほとんど処分した。
「遊ぶものがなくなっちゃうかな」と思っていたけれど、そんな心配は必要なかった。
私の使い終わった洗顔料の容器。
水道の蛇口。
髪を結ぶゴム。
子どもたちは、どんなものでも遊び道具に変えてしまう。
本当に、子どもは遊びの天才だ。
くだらないことで大笑いして、何度も同じ遊びを繰り返して、それだけで毎日が特別になる。
夕食の準備をして、お風呂に入れて、着替えさせて、髪を乾かして…。
毎日時間に追われていて、ゆっくり湯船に浸かる余裕なんてほとんどない。
それでも、ほんの少しだけ肩までお湯に浸かって、
「あ〜幸せ。」
そうつぶやくと、一番下の子が、
「あ〜、ちああせ♡」
と、たどたどしく真似をする。
その瞬間、疲れなんて吹き飛んでしまう。
時間に追われる毎日だけれど、なんだかんだ幸せなお風呂時間だ。
きっと、いつか子どもたちは一緒にお風呂へ入らなくなる。
「早く自分で服を脱げるようになってほしい。」
「早く自分で体を洗えるようになってほしい。」
「早く自分で拭けるようになってほしい。」
「早く一人で入れるようになってほしい。」
「早く自分で髪を乾かせるようになってほしい。」
そう思う日ももちろんある。
そして、その日はきっと、気づけばあっという間にやって来る。
そのとき私はきっと思い出すのだろう。
初めて自分で服を脱げた日。
オムツを洗濯機に入れて、一緒に回してしまった日。
露天風呂ごっこをした日。
あわあわスキーで大笑いした日。
そんな何気ない毎日が、宝物だったことを。
ないものねだりなのは分かっている。
子育ては大変だ。
イライラしてしまう日もある。
反省する日もある。
自己嫌悪になる日も、不安になる日もある。
それでも、どんなにもがいても、子どもたちとこんなふうに過ごせる時間には限りがある。
人生は有限だ。
その当たり前のことを忘れないように。
今日も子どもたちと笑い合える、この何気ない一日を、大切に噛みしめて過ごしたい。
今日も心が、少しまるくなりますように。
またここまるで🌿


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