家の廊下を歩いていると、
さくらの花びらが一枚、落ちていた。
どこからか、ひらひらと
春の残り香を届けてくれたのだろう。
窓の外を見ると、まぶしい光が差し込む。
娘が花びらを見て、一言。
「Kちゃんのいたずらかもね♪」
お空へ虹の橋を渡った、愛しい子。
我が家で起きる、少し不思議な出来事は、
きっとあの子のいたずら。
たまにつく電球も、
なぜか購入後すぐに片方なくなった、末っ子のスリッパも。
姿はなくても、
確かにあの子は、私たちの中で生き続けている。
以前、娘の前でポロっとつぶやいた。
「いつまでKちゃんのこと、覚えてるんだろうねぇ」
すると娘は笑って言った。
「え?ママ何言ってるの?忘れるわけないじゃん。
いつもここにいるのに」
姿は変わってしまっても、
“ここにいる”という感覚。
その言葉に、私たちは救われている。
姿は見えなくても、
あの子は私たちの中で、確かに生きている。
悲しみにくれるときもあるけれど、
この痛みさえも、愛しいと思う。
私たちは、今日も生きる。
当たり前じゃない明日を。
当たり前じゃない今日を。
あの子が全力で生きてくれた“今”を。
いつかお空で会えたとき、
笑顔で、全力で抱きしめよう。
その日まで、
あの子の分まで、全力で“生きる”。
今日も心が、少しまるくなりますように。
またここまるで🌿


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